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はつこいGraduation【登録タグ JASRAC管理曲 は 曲 結月ゆかり 銀河方面P】 作詞:銀河方面P 作曲:銀河方面P 編曲:銀河方面P 唄:結月ゆかり 曲紹介 銀河方面P の42作目。 来年卒業を控え、これから別の道を歩きだす大好きなあなたを想うとっても甘く切ない初恋の歌。(作者コメ転載) イラスト・動画は本人のお手製。 結月ゆかり誕生祭2017 に合わせてリリースされた数ある曲のひとつ。尚、自身の誕生日記念でもある。 歌詞 陽射しが傾きはじめて 窓辺をおだやかに照らす 南向きの教室で あなたを そっと見つめていたの 来年 春を迎えたら あなたは夢を追いかけて 別の街へ 制服を着替えて 旅立ってゆく 時が止まればいいのにと願っても 季節の風は最後のページめくるよ 友達のままならば もう二度と会えなくなる そんな気がして こんなにも あなたが好きで この胸が張りさけそうで 手を伸ばしたなら届くキョリでも 何も伝えられない 強がりの笑顔 無理して 自分に言い聞かせたけど 大切に育ててきた気持ち まだ思い出なんかにしたくない クラス写真のちっぽけな あなたを丸く切り抜いて 手帳の裏 私の写真のとなり はりつけていた 指先触れる それだけで 冬の寒さ 忘れる程 うれしくて そのくせ目があえば うつむくだけなの 教科書開き片隅につづっていた だれも知らない秘密のにじんだ手紙 友達のふりをして あふれだす 初めての想い 閉じ込めた 苦しくて それでも好きで もう息ができないくらい こんなに近くて だけど遠くて また心 痛くなる 帰り道 小さな声で あなたを呼び止めたけれど 結局言えない その背中に 涙をこらえながら手を振った 今好きな人はいますか? 私に気づいていますか? 何一つ聞き出せないままで 卒業の足音が近づくの コメント 追加乙です! -- 名無しさん (2017-12-30 19 48 52) 何故伸びないのか? -- 名無しさん (2017-12-31 17 58 31) 埋もれすぎ。もっと評価されるべき。 -- 名無しさん (2018-01-03 02 38 10) 名前 コメント
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9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 11 52 23.86 ID nrfCYLD00 [2/42] 『そんな優しくしないで。どんな顔すればいいの』 ライトブラウンの髪に端正な顔を縁取られた美少女は、 空色の瞳に大粒の涙を浮かべて言った。 俺は彼女をそっと抱きしめる。 『どうして優しくしちゃいけないんだ?俺はこんなにもお前のことが好きなのに』 腕の中の小さな体が震える。 『わたしも……お兄ちゃんのことが好き。大好き』 妹の告白が、胸にじんと染み渡る。 禁断の恋。許されざる愛。そんなことは分かっている。 でも自分の気持ちに嘘はつけない。俺は世界中の誰よりも妹を愛しているのだ。 『顔を上げて』 『ダメ。今のわたしの顔を見ないで』 いやいやする妹の顎先を持ち上げる。涙に濡れてなお、美貌は損なわれていない。 『綺麗だよ』 『お兄ちゃん……』 俺は朱に染まった妹の唇に、そっと自分の唇を合わせた――。 「っしゃ!CGコンプ!」 現実世界に帰還した俺は天井を仰いで快哉を叫んだ。 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 12 15 37.95 ID nrfCYLD00 [3/42] 現在時刻AM5:22。 カーテンの隙間から覗く東の空は、ぼんやりとした飴色を帯びていた。 「もう朝か」 時間を確認した途端、待ってましたと言わんばかりに眠気が押し寄せてきたが、 ここでベッドに倒れ込むと、次に目覚めたときに休日がまるまる終わっている目算が非常に高い。 なので俺は充血した目を擦り擦り、シャワーを浴びて眠気を飛ばすことにした。 シャットダウンする前に、液晶画面上で熱烈にキスを交わし合う二人を眺める。 積年の想いが実を結んだ感動的なシーンだ。 ここまで二人の気持ちの擦れ違いや、葛藤を追ってきた俺にとっても待望のシーンであり、 両目の充血や涙なしには直視できなかったのだが、 生憎、それは昨夜からぶっ続けてプレイしていることによる眼精疲労の結果であって、 誓って、このエンディングに感動しているわけじゃない。 だって、こいつら兄妹なんだぜ? 血の繋がってる家族なんだぜ? 現実に妹がいる俺から言わせれば、ちゃんちゃらおかしいね。 こういうゲームを純粋に楽しめるのは、兄弟姉妹に幻想を抱いている一人っ子くらいだろうさ。 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 12 33 37.13 ID nrfCYLD00 [4/42] ――じゃあ、なんでてめえは面白くもねえ妹モノのエロゲをCGコンプするまでやってんだ? 至極当然の疑問だよな。 その問いに、俺は溜息と共に答えたい。 「うっひょー!!!ヘレナちゃんのHシーンキタ――――!!」 現在壁越しに奇声を上げている俺の妹こそが、そもそもの元凶だと。 『これ、マジ泣けるから。明日までにフルコンプしといて』 まるでポストに葉書を投函するような気軽さで手渡してきた直方体には、 目が異常に大きく有り得ない髪の色をした女の子たちが純真無垢な笑顔を振りまいていて、 なのに右下には小さくR18のマーク、つまりはエロゲだった。 なんで中学生の妹がエロゲを嗜んでいるのか、という突っ込みはナシだ。 ついでに妹――桐乃――が俺にエロゲを寄越してきたとき、桐乃が設けた制限時間内にそのエロゲを攻略するというのも規定事項だ。 拒否権? あるわけねえだろ、兄妹の上下関係的に考えて。 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 12 53 04.80 ID nrfCYLD00 [5/42] PCの電源が完全に落ちたことを確認して、俺は立ち上がった。 長時間同じ姿勢を維持していたせいで腰が痛む。 さてと、熱いシャワーを浴びに行くか――。 俺は着替えを適当に選び、部屋を出た。 先ほどの奇声を最後に、桐乃の部屋からは物音が聞こえてこない。 据え膳を目の前に眠気に屈しちまったのか? 抜き足で桐乃の部屋の前を通り過ぎようとしたとき、突然ドアが開き、俺は盛大に額を打った。 「痛ぇ!?」 「なっ、なんでアンタがここにいんの!?」 桐乃は、驚愕、茫然、赤面と表情を三変化させて、 「まさか夜這い――」 「なわけねえだろうが」 俺は痛む額を押さえながら言った。 「俺は眠気覚ましにシャワー浴びようと思ってただけだよ。お前は?」 と尋ねた後で、桐乃の手にある着替えと下着一式を認める。 どうやら桐乃も同じ目的だったらしい。 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 13 17 03.78 ID nrfCYLD00 [6/42] 「キモ。ジロジロ見んなっ」 桐乃は着替えを後ろ手に隠し、思い出したように尋ねてきた。 「アレ、もうクリアしたの?」 「まあな。ついさっきTrueエンド見てきたところだ」 「ふーん。やるじゃん」 最初は数ある選択肢が生み出す無数の組み合わせに悩まされたもんだが、 今では自分でフローチャートを描けるくらいに成長し、 そこらのエロゲプレイヤーよりは遙かに効率よくエロゲを攻略できるという自負もある。 世間一般ではそれを立派なオタクという……が、俺はあくまで一般人を気取りたい。 桐乃は廊下側に足を踏み出すと、 「感想はまた後で聞くとして、シャワーの順番はあたしの方が先だから」 「へいへい、さっさと出てこいよな」 ここで突っかかっても喧嘩の種になるだけだ。 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 13 33 53.71 ID nrfCYLD00 [7/42] 俺は大人の余裕でもって、諍いを未然に回避したのである。 妹は兄の譲歩に花のような笑顔で「ありがとう」と言うこともなく、 鼻歌交じりの軽快な足取りで階段を下りていった。 とまあ、以上の描写からざっと俺と桐乃の奇妙な兄妹関係が理解できたのではないかと思う。 妹モノのエロゲをこよなく愛する妹――桐野と、 その桐乃になかなか頭が上がらない兄貴――俺。 昔は普通の仲の良い兄妹で、 小さな喧嘩が俺たちの間に深い溝を作って、 同じく些細な切欠で、俺はまた桐乃と兄妹をやりなおすことができている。 やりなおすと一言で言っても、そこには大層な紆余曲折があったのだが……、今となっては過去の話だ。 俺は階段傍の手すりにもたれ、欠伸をしながら妹の帰りを待った。 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 13 47 06.12 ID nrfCYLD00 [8/42] 土曜の朝。 シャワーを浴びた後もエロゲをプレイし続けていたらしい桐乃と、 寝るに寝られず大音量でメタルを聞いていた俺のテンションは最低で、 お互いに言葉少なくシリアルを口に運んでいる。 ちなみに親父とお袋は、遠方の親戚が亡くなったとかで昨日から家を空けている。 「…………んの」 「ん、なんか言ったか?」 顔を上げると、桐乃は焦点の曖昧な寝ぼけ眼で俺を眺め、 「アンタさぁ、今日は何か予定あんの」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 14 06 54.79 ID nrfCYLD00 [9/42] 「別に予定とかはねえけど?」 「ぷっ。やっぱりねー。そんなことだろうと思った」 イラッ。予想ついてたならいちいち聞いてくんじゃねえっての。 「自室で優雅に休日を過ごすことの何が悪いんだ?ああん?」 「それって誰からも遊びに誘われなかったことに対する言い訳じゃん」 「ぐっ……」 「誰かから誘われてぇ、それでも一人で過ごすことを選んだなら話は別だケドぉ、兄貴の場合は違うよね?」 「た、たまにはそんな日があってもいいだろ?お前だって……」 言いかけたところで気づいた。 陸上部のエースにして県内屈指の学力を誇り、容姿は完璧という まさに天から二物も三物も与えられたこいつに、孤独という文字は無縁なのだ。 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 14 24 18.02 ID nrfCYLD00 [10/42] 「お前だって、何?」 「なんでもねえよ。ごちそうさま」 俺は手早く食器を台所に運びリビングを出た。 桐乃の実にムカつく指摘は、しかし当たっている。 広く浅い人付き合いよりは、狭く深い人付き合いを重視していた俺にとって、 受験終了後の日々ははっきり言って退屈極まりない。 誰からも誘われないならば、こちらから――と携帯を取りかけたものの、 沙織は家の所用、黒猫は新衣装の制作でそれぞれ忙しいとブログに書いてあったし、 赤城は地元サッカークラブで精を出し、麻奈実は和菓子作りの勉強に専念すると金曜に話していた。 こうなりゃ桐乃からゆっくり攻略しろと言われていたエロゲを消化するか? ダメだ……マジで根暗オタ街道一直線じゃねえか。 結局、俺は大した休日の過ごし方を思いつくことなく、ベッドに横になった。 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 14 39 45.06 ID nrfCYLD00 [11/42] 『起きて、お兄ちゃん』 誰かが体を揺すっている。 『もうっ……おかーさんがねぇ、ご飯できたって……起きてよぅ、お兄ちゃん』 小さな手が俺の背中を押しては引いてを繰り返す。 俺は毛布を剥がされまいと、胎児のように体を丸め――。 「起きろ、バカ兄貴っ!」 耳許で絶叫してんじゃねえ!鼓膜破れたかと思ったわ。 飛び起きた俺は、一瞬、ベッドの脇にぬいぐるみを抱いた幼い桐乃を見たような気がして、 それがまったくの幻覚であったことを知る。 「もうお昼だよ?いつまで寝てんの?」 余所行きの服を身に纏い、ライトブラウンの長髪を綺麗に整え、精緻な顔に完璧なメイクを施した桐乃が、 軽蔑を込めた目で俺を見下ろしていた。 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 14 49 20.30 ID nrfCYLD00 [12/42] 「その格好……、どっか出かけんのか?」 「あやせや加奈子と買い物いくの」 仲の良い友達と買い物ね。羨ましいこって。 「で?」 「で、ってなに?」 俺は目頭を押さえつつ、 「……なんで俺を起こした?」 桐乃は平然と言い放った。 「そんなの荷物持ちに使うために決まってんじゃん」 ですよね。 熟睡する兄貴を叩き起こしておきながら、罪悪感の欠片も見当たらねえ無垢な顔してやがる。 「あのな、俺は今猛烈に眠いわけ。 荷物持ちならお前のクラスの男子に頼んだらどうだ」 諸手を挙げて駆けつけてくるだろうよ。 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 15 05 35.32 ID nrfCYLD00 [13/42] 「はぁ?そんなことしたら変な勘違いされるに決まってるっしょ?」 「まあ、されるだろうな」 中学生男子というものは性欲の忠実な僕であり、実に単純かつ愚かな生き物である。 クラス、いや学校内でも指折りの美人たちに休日デートに誘われれば、舞い上がり交際を意識してしまうのは無理からぬ話だ。 もしも俺が今15歳で中学校に通っていたら、毎日あやせの靴箱にラブレターを投函している自信があるもんな。 「お昼ご飯は作っといてあげたから、さっさと食べて、服着替える!」 強引に俺の毛布を剥ぎ取りにかかる桐乃。 「わぁーったよ!起きる、起きるから!」 今から思えば、朝の質問は俺を荷物持ちとして使えるか否か確かめるためのものだったに違いない。 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 15 26 38.47 ID nrfCYLD00 [14/42] 昼過ぎ。 渋谷に到着した俺と桐乃は、あやせや加奈子との待ち合わせ場所である喫茶店に向かっていた。 冬の底はとうに過ぎ去り、三寒四温の温にあたる今日は全国的に快晴だそうで、 雑踏の中を歩いていると軽く汗ばむほどの陽気が街に満ちている。 カランコロン、と涼しい鈴の音とともに喫茶店の扉を開けると、 そう広くない店内の奥の席に、見知った顔がふたつ並んでいた。 「うーっす、桐乃―――って、なんで桐乃の兄貴がここにいんの?」 いち早くこちらに気づき、顔を顰めているのが加奈子。 「遅かったね桐乃――って、お兄さん!?」 少し遅れてこちらに気づき、あからさまに動揺しているのがあやせ。 二人とも桐乃の学校の友達で、モデル仲間でもある。 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 15 37 18.92 ID nrfCYLD00 [15/42] 「どーいうことか説明しろヨ」 説明を求められた桐乃は笑顔で応じる。 「孤独こじらせて死にそうにしてたから連れてきたんだ。 みんなも荷物持ちに使っていいよ」 「ふーん、そういうことなら……」 黙ってりゃ可愛い童顔を歪めて、 「くひひ、たっぷりこき使ってやっからな」 「もう~加奈子ったら、年上のお兄さんには敬語を使わないとダメじゃない」 「いッ!?」 飛び跳ねる加奈子。 テーブルの下で制裁(おそらく足踏み)が行われていることは想像に難くない。 「こんにちわ、お兄さん」 激痛に涙を浮かべる加奈子を余所に、あやせははにかむような笑顔でぺこりと頭を下げる。 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 15 50 12.52 ID nrfCYLD00 [16/42] 「邪魔して悪ぃな。俺のことは本当にただの荷物持ちだと思ってくれていいからよ」 「そんな……せっかくなんですから、お兄さんも買い物を楽しめばいいじゃないですか。 お兄さんは春物の服、もう買いました?」 いんや、と首を横に振ると、あやせはパッと顔を輝かせて言った。 「それならわたしたちが選んであげます。桐乃も加奈子も、今日は時間たくさんあるし、いいよね?」 二人は不平不満を噴出させるかと思いきや、 「チッ、しゃーねーなー」 「ま、まあ、別にあたしは構わないケド?」 頷く二人。こうして今日の予定の最後に、新たな予定が付け加えられた。 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 16 05 33.35 ID nrfCYLD00 [17/42] さて、もうお気づきの方もいるだろうが、 既にあやせは俺に対する誤解(近親相姦上等の鬼畜)を解き、 加奈子は俺が桐乃の兄=自分のマネージャーだということに気づいている。 誤解が解けてからというものの、 あやせの俺に対する態度は初対面時のそれともいうべき、穏和で温かいものに変わった。 それは当然喜ぶべきことなんだろうが、すっかり丸くなったあやせに一抹の物足りなさを感じることは否めない。 断じて罵倒されたいと思ってるわけじゃねえからな。そこは勘違いすんじゃねえぞ。 加奈子が真実に気づいたということは、桐乃のオタク趣味が発覚したのと同じことであり、 当然オタクを毛嫌いしている加奈子は桐乃との縁を切ってしまうかに思えたのだが、 意外や意外、加奈子は今も桐乃の大切な友人の一人だ。 曰く、オタク趣味はキモいが、桐乃とダチであることには変わらないんだそうだ。 その件で加奈子のことを少し――いや、かなり見直したのはここだけの内緒だぜ。 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 16 19 44.18 ID nrfCYLD00 [18/42] 買い物は恙なく進行した。 「ありがとうございましたー」 十件目の店を出たところで、俺の腕に吊られた買い物袋は積載量限界間近に迫っていた。 店員の同情するような視線に見送られ、俺は一足先に店の外に出ていた三人の元に歩み寄る。 「んーっ、今日はこんなところかなー」 「あはは、思ったよりたくさん買っちゃったね」 「○○(聞き取れない単語。多分ブランド名)の新作残ってたの有り得なくねえ? 加奈子チョー幸せなんですけどぉ~」 こいつら金遣い荒すぎ。金銭感覚狂いすぎ。 年端も行かないガキに大金与えるのはいけないことだと思います。マジで。 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 16 40 46.58 ID nrfCYLD00 [19/42] 「それじゃ、行こっか」 「そだね。まずは――」 俺を一瞥するや、顔を見合わせて次なる目的地について相談しはじめる桐乃とあやせ。 「おいおい、まだ何か買うつもりか?」 さすがにこれ以上は腕が持たないぜ。 すかさず加奈子が俺の臑を軽く蹴飛ばして言った。 「ハァ?何言ってんだ? ダセェ服しか持ってねえテメーのために服見繕ってやるって話もう忘れたのかヨ――ふぎゃっ」 脇腹に肘鉄を打ち込まれた加奈子が沈み、代わりにあやせがニッコリ笑って続けた。 「着いてきて下さい、お兄さん」 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 16 55 42.07 ID nrfCYLD00 [20/42] 十分後。現在俺は試着室の中で、自分のシケた面と睨めっこしている。 この店はメンズファッション誌で頻繁に取り上げられている優良店らしく、 なるほど陳列されている服はどれも品が良く、さてどれから試着してみようかなと思った矢先、 『あんたは試着室の中で待ってて。 あたしらがそれぞれ良いと思った服持ってくから』 と桐乃に言いつけられたのである。 ま、服の流行に疎い俺よか、読モしてるこいつらの方がよっぽど見る目があるとは分かっちゃいるが、 少しくらい見て回らせてくれてもよくね? そうこうしているうちに、試着室のカーテン越しに声が響いた。 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 17 23 34.14 ID nrfCYLD00 [21/42] 「お兄さん?お着替え中ですか?」 カーテンを開けると、胸に服を抱いたあやせが立っていた。 「いや、お前が最初だぜ。他の二人はまだ時間がかかってるみたいだな」 「そうですか。では早速これを……」 俺は再びカーテンを閉め、手渡された服に袖を通していく。 上は白いシャツに黒のテーラードジャケット、下はベージュのチノパンツ。 姿見を見てみると、流石はキレイめの定番というべきか、可もなく不可もなくといった感じだ。 選んできてくれた本人に披露すると、 あやせはちょっと大袈裟なくらいに誉めそやしてくれた。 「あんまり煽てんなって」 「わたしは思ったことをそのまま口にしてるだけですから。 ……本当に、よく似合ってますよ」 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 17 39 17.30 ID nrfCYLD00 [22/42] あやせは陶然とした様子で目を細め、不意に俺に身を寄せてきた。 「襟元がおかしいです。今直しますね」 鼻孔を擽る女の子の匂い。 桐乃の香水とは違う、石鹸に似た清潔感のある香りに頭がくらくらする。 こんな至近距離まで近づけば、 半年前のあやせなら、「近寄らないで下さい変態穢らわしい」と文字通り一蹴してくるはずだが、 現在のあやせは真剣な眼差しで、しかし拙い手先で、一生懸命に俺の衿を直してくれている。 「ふぅ、できました」 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 17 56 24.46 ID nrfCYLD00 [23/42] あやせは一歩距離を取ると、俺を眩しそうな目で見つめた。 そしてささやかな沈黙の後で、 「大学合格、おめでとうございます。 電話ではもう言いましたけど、やっぱり直接言いたくて」 おめでとうの言葉は何度言われても面映ゆい気分にさせられるもので、俺は頭の後ろをかいて応える。 「ま、半分以上は麻奈実のおかげなんだけどな」 「それでも実際に頑張ったのはお兄さんじゃないですか」 「あやせのお守りにも助けられたよ」 「そう言ってもらえると嬉しいです」 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 18 08 38.48 ID nrfCYLD00 [24/42] 受験日の数日前、あやせがわざわざ自宅まで出向き、 桐乃と揃って合格祈願のお守りをプレゼントしてくれた時はびっくりしたっけ。 「つーか、俺もお前にまだ直接言ってなかったな。 高校合格、おめでとう」 「ふふっ、ありがとうございます」 「不安はないか?」 「加奈子も桐乃も一緒なんですよ? あるわけないじゃないですか。 わたし、今からお姉さんと同じ制服を着るのがすごく楽しみで……」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 18 22 00.30 ID nrfCYLD00 [25/42] あやせはそれからしばらく高校生活への抱負を語っていたが、 にわかに表情を翳らせると 「ひとつだけ心配なことがあって……」と前置きし、 「高校に入ると、わたしはこれまでよりももっと芸能関係のお仕事に時間を割くことになります」 モデル業界に通暁しているわけじゃないが、 モデルの容姿が最も映えるのは、十代後半から二十代前半くらいまでだと思う。 中学時代の仕事は、あくまでその激務の予行演習みたいなものだ。 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 18 31 42.05 ID nrfCYLD00 [26/42] 「そうすれば友達と遊ぶ時間はもちろん、勉強する時間も減らさなくちゃならないと思うんです」 俺は答えを知りながら言った。 「それでも、モデルの仕事を辞める気はないんだろ?」 あやせは力強く頷く。 「はい」 「モデルはお前の天職だもんな」 「……はい」 今度は静かに、自分の決意を確かめるように頷く。 「それで、ですね。お兄さんにお願いしたいことがあるんですけど……聞いてもらえますか?」 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 18 46 47.00 ID nrfCYLD00 [27/42] 「なんだ?」 「高校が始まったら、週に一度、わたしとお兄さんの都合が合う日に勉強を教えて欲しいんです。……あのとき、みたいに」 あのとき。 去年の初秋頃、俺はあやせに一ヶ月ほど勉強を教えてやったことがあった。 具体的な顛末は割愛するが、その家庭教師を切欠にあやせの俺に対する誤解は解け、 まるでそれまでの反動のように態度は一転、俺に心を開いてくれるようになったのだった。 あの時のようにあやせに勉強を教えてやることは、全然嫌じゃない。が、しかし……。 俺の渋面から気持ちを読んだのか、あやせは慌てた様子で、 「都合は出来る限りお兄さんに合わせますし、 約束の日には、わたしがお兄さんのところに出向くつもりです。もちろんお金も――」 「落ち着け」 「っ……」 あやせは揺れる瞳で見上げてくる。俺は言った。 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 19 05 39.12 ID nrfCYLD00 [28/42] 「あのときは、俺以外にあやせに勉強を教えるのが適当なヤツがいなかったから、俺がその役を買って出たんだ。 今はあのときと状況が違う。 あやせが頼めば、あやせのお袋さんは喜んで本職のデキる家庭教師を捜してくれると思うぜ」 「わたしは……知らない人に教えてもらいたくありません」 「じゃあ麻奈実はどうだ」 「お、お姉さんですか……?」 「麻奈実なら俺よりも分かりやすく、丁寧に教えてくれるぞ、きっと」 あやせは下唇を強く噛み、半ば俺を睨み付けるようにして言った。 「わたしは……お兄さんがいいんです。お兄さんじゃなきゃ、嫌なんです」 「あやせ……」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 19 20 54.80 ID nrfCYLD00 [29/42] 「わたしはずっと、お兄さんみたいなお兄さんが欲しかった。 あのとき……お兄さんに勉強を教えてもらっていたときは、本当のお兄さんができたような気持ちになれました。 確かに家庭教師を頼める人はいくらでもいます。 でも、わたしのお兄さんの代わりをしてくれるのは、"お兄さん"以外にいないじゃないですか」 あやせはそこで我に返り、恥ずかしげに目を伏せる。 「ご、ごめんなさい。 迷惑なら、遠慮無く断って下さって結構ですから」 「迷惑なんかじゃねえっての。 俺なんかでいいなら、喜んで勉強を教えてやる。 出来るだけお前の都合の良い日に教えてやるし、お金も要らないよ」 麻奈実は俺に勉強を教えるとき、金を取ったりしなかったからな。 「でもさ、俺は……俺には……」 「その続きは言わないで下さい。わたしは、それで充分ですから」 あやせは顔を上げると、右手の人差し指を立てて唇に当てた。 あやせは全部分かった上で、俺に家庭教師を頼んできたんだ。 「四月からよろしくお願いしますね、先生」 悪戯っぽい笑みを残して、あやせは試着室から去っていった。 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 19 33 47.31 ID nrfCYLD00 [30/42] あやせと入れ替わるようにしてやってきたのは加奈子だった。 「おーっす、京介……って何そのカッコ、マジ似合わねぇwww首から上と下が合致してねぇしww」 黙れ。そして草を生やすな草を。 「これでもあやせは絶賛してくれたんだぞ」 「マジ?」 「大マジだ」 「ま、ちっとは似合ってねえこともねえけど……加奈子のに比べたら全然ダメだわ。 あやせ京介には甘いからなー。加奈子が京介の悪口言ったらすぐに手ぇ出してくるしよォー」 先ほど肘鉄を食らった脇腹を撫で撫で、 スカートのポケットから電子タバコを取り出す加奈子。 「これなきゃやってらんねえわ」 「お前な……」 「何か文句あるワケ?」 「いいえないです」 「テメーはさっさと加奈子様が選んでやった服を着る作業に移れっつーの。 あ、カーテンはぴっちり閉めとけよナ。 男の着替え姿とかマジ目の毒だしヨ」 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 19 49 55.43 ID nrfCYLD00 [31/42] ちんちくりんのくせしやがって年上いびるのも大概にしとけやコラ!と言いたいところだが、 加奈子のドスの利いた双眸に射貫かれた俺はすごすごと試着室の奥に引き下がりカーテンを閉めた。 くっそマジ腹立つなこのクソガキ。いつか泣かす。 「なんか言ったか?」 「何も言ってねえよ」 俺はいそいそと加奈子が選んだ服に袖を通し――姿見の前で絶句した。 まあ、加奈子が選んだって時点である程度予想はついてたんだが……これは酷い。 何が酷いって、サイズが致命的に合ってねえ。特にボトムス。 俺は爆笑されることを覚悟してカーテンを開いた。 すると加奈子は目を丸くした後、得意げに口角を上げて、 「へっ、やっぱり加奈子様の目に狂いはなかったナ。ばっちし似合ってんじゃん」 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 20 02 49.88 ID nrfCYLD00 [32/42] 「どこがだよ!全然サイズが合ってねえじゃねえか!」 鏡の中に映った自分は、座高120cmはあろうかという短足男だった。 「ハァ?どっからどう見てもぴったりじゃんかよォ。 あっ、さては京介、サルエルパンツのこと知らねーなー?」 「なんだそれは」 「元々股上が長く作られてるパンツのことをサルエルパンツっていうんだヨ」 「短足に見えるのは仕様だってことか?」 「おうよ」 なるほど、それなら納得――できるわけがねえ。 「テメー、加奈子様のセレクトにケチつけるのか?ああん?」 「あのな、割と真剣に聞くが、お前にはマジでこのサルエルパンツとやらが俺に似合っているように見えるのか?」 「見えるけど?」 邪気のない声音で真っ直ぐに言い換えされる。 ……少なくとも悪気はないみたいだな。 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 20 21 10.56 ID nrfCYLD00 [33/42] お前の真摯な気持ちは嬉しいがこのパンツは絶望的に俺の趣味と合致しない、ということを、 どうやって加奈子に納得してもらおうかと頭を悩ませていると、 加奈子は電子タバコを指先で弄びつつ、 「京介さあ、四月の頭にメルルのイベントあんだけど、そんときまたマネージャーやってくんね?」 「はぁ?」 「だから、マネージャー。 金払ってやっから、加奈子様の専属奴隷になれって言ってんだヨ」 専属奴隷て。 「お前の事務所は慢性的なマネージャー不足なのか?」 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 20 31 48.17 ID nrfCYLD00 [34/42] 「そんなこともないけど?」 「じゃあそいつらでいいだろ」 「事務所が抱えてんのは糞マネばっかで、全っ然使えねーんだもん」 こいつ、自分がメルルで一躍ブレイクしたからって天狗になってねえか? いや、絶対なってるな。 「お前はそういうが、俺はその糞マネ以下の、そもそもマネージャーの基礎も知らない素人だぜ?」 「あのさあー加奈子は別に京介に本物のマネージャーみたく働けって言ってるわけじゃねえし。 京介はこれまで加奈子に正体隠したままマネージャーの真似事して、なんとかなってたじゃん? それでいいわけ。加奈子が『ジュース買ってこい』って言ったらすぐに買ってくる。 加奈子が『肩揉め』って言ったらすぐに揉む。それくらいできれば一人前だっつーの。 事務所の糞マネ連中はプライドばっか高ぇから困るんだわ」 ふぅーっと煙を吐く仕草をする加奈子。 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 20 48 13.06 ID nrfCYLD00 [35/42] チラ、と横目で俺を盗み見て、 「ブリジットは京介に懐いてるみてーだし? マネージャーやるってんなら、イベントの特等席、桐乃に用意してやってもいいし……」 「………」 「ダメ……かな……?」 「わかったよ」 急にしおらしい声を出すな気色悪い。 「ただし、入学式と日程が被ってたらダメだからな。イベントはいつあるんだ?」 加奈子が口にした日にちは四月の第二日曜だった。 「オーケーだ」 と俺が言うと、加奈子は破顔し、 「なんか来期の新作アニメの主役も加奈子に似てるらしくてよォ、 多分、つーかぜってぇイベント増えるから……これからはチョクチョク使ってやんよ。 美少女のマネージャーできて京介も嬉しいだろ?いひひ」 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 21 04 32.73 ID nrfCYLD00 [36/42] 「嬉しくねえ」 「無理すんなっての。テメーが大の付くロリコンだってのは周知の事実なんだからヨ」 「……お前、自分が幼児体型だって自覚はあんのな?」 「かっ、加奈子の体はまだ発展途上なんだヨ! 次に幼児体型って言ったらぶっ殺してやっからな!」 肩をいからせて去っていく加奈子。 マネージャーをやるのはいいバイト代わりになりそうだが、 加奈子がこの先ずっと芸能界でやっていくつもりなら、 きちんとした専属マネージャーが必要になってくるだろう。 いずれ俺はお払い箱になる。 が……加奈子の性格に四六時中付き合える聖人君子みてえな人間がこの世に存在するのかね? ま、俺の知ったこっちゃねえけどさ。 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 21 15 14.28 ID nrfCYLD00 [37/42] 最後にやってきたのは桐乃で、 一応俺と加奈子以外の第三者からの意見を聞こうと、 加奈子の選んだ服を着たままカーテンを開けたのだが、案の定、桐乃は息も絶え絶えに、 「ぷっ……くくっ……なにそれ……信じらんない……」 と評価を下してくれた。 察しの悪い人のために注釈しておくが、 「信じらんない」とは「信じられないほど似合ってない」という意味である。 「どっちが選んだの?加奈子?あやせ?」 「お前はどう思う?」 「……加奈子?」 「当たりだ」 「だと思った。服の組み合わせ自体は悪くないんだケド……」 俺の顔を見るや、最後まで言い終えずに噴き出す桐乃。 没個性的な服しか似合わない地味顔で悪かったな。 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 21 33 52.87 ID nrfCYLD00 [38/42] 自分でも分かってるさ。 俺がサルエルパンツを穿くのは地蔵がアロハシャツ着てるようなモンだってな。 「で、お前はどんなのを選んできてくれたんだ?」 「あたしの?あたしのは無難なアメカジ系。大学生に多い感じの……あ」 桐乃はそこで口を押さえ、 抱えていた服を俺に押しつけると、外側からカーテンをぴしゃりと閉めてしまった。 「さっさと着替えて。あたしで最後なんでしょ?」 「お、おう」 いったいどうしたんだろうな、桐乃の奴は。 訝しみつつも桐乃に選んでもらった服を着ると、 あやせセレクトのシックな装いでも、加奈子セレクトの奇天烈な装いでもない、 どこにでもいるような、しかし適度に垢抜けた男が鏡の中に立っていた。 上はヴィンテージ加工されたライトブルーのデニムジャケット、下はストレートシルエットのカーゴパンツ。 カーテンを開くと、桐乃は携帯から目を離して俺を見て一言。 「いいんじゃない?」 なんだそりゃ。 お前、ずっと前に言わなかったか? 良いか悪いかなんてガキでも言えるってよ。 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 22 00 26.62 ID nrfCYLD00 [39/42] 「……似合ってる。これでいい?」 全然気持ちがこもってねえ。こいつ、本気で俺の服を選ぶ気があんのか? 普通自分が選んだ服が相手に似合ってたらもっと喜ばねえ? しかし桐乃が選んだ服が一番自分に似合っていると感じているのも事実、 俺は釈然としない面持ちでいると、 「ほら、さっさと元の服に着替えて」 またしても試着室の奥に押し込まれ、カーテンを閉められる。 どうやら着せ替えタイムはこれにて終了のようだ。 三人で意見を交わしている様子もないので、あくまで俺の主観で気に入ったものを選べ、ということだろう。 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 23 28 27.22 ID nrfCYLD00 [41/42] とりあえず加奈子のは選択肢から外すとして……。 あやせと桐乃、どちらが選んでくれた服を選ぶべきか。 いやいや、こういうのに選んでくれた人間は関係ない。あくまで服の善し悪しで決めないとな。 ちなみに両方の服を購入するという選択肢はない。 何故かって? 俺が今いるのは、Tシャツ一枚とっても値札にゼロが四つ並んでるような店だからだ。 悩むこと数分。俺が出した結論はコレだ。 一度三人を呼び集めて、同時に見てもらって意見してもらおう。 優柔不断?うるせえ。 というわけで俺がカーテンを開くと、 既にそこには桐乃、あやせ、加奈子の三人が揃っていて、その脇に控えていた店員が近づいてきて言った。 「お預かりします」 「ああ、ハイ、どうぞ」 言われるがままに三人に選んでもらった服を渡しちまったが……。 「お兄さんはお店の外で待っていてください」 「いや、でも」 「チッ、っせぇーなー。さっさと出てけっつうの」 「は、はぁ?」 「いいから。黙って言うとおりにして」 桐乃の駄目押しを食らい、俺はすごすごと店外に退散する。 え、何コレ、どゆこと? 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/05(土) 23 47 20.31 ID nrfCYLD00 [42/42] やがて店から出てきた三人は、混乱覚めやらぬ俺の前に並ぶと、 ぎこちない目配せの後、それぞれの手に携えた大量の買い物袋から、 つい先ほど付け加えられたらしい一つを差し出してきた。 「わたしたちからの合格祝いです。 わたしからは、あのときのお礼も兼ねて……」 あやせは横目で加奈子ににらみを利かしながら、 しかし表情には微笑みを浮かべて、 「この服、お兄さんに本当に似合ってましたから……。 今度会うときにでも着てもらえたら嬉しいです」 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/06(日) 00 02 35.99 ID na+PTL7G0 [1/5] あやせの視線から逃げるように顔を背けつつ、早口で加奈子が捲し立てる。 「まっ、テメーには何回かただ働きさせてたみたいだからヨ、 これはその報酬っつーか、これからもこき使ってやるから頑張れよっていう激励的な、そんな感じ」 加奈子は得意げな表情になり、 「加奈子様が選んでやったんだから、ヘビロテ間違いなしだよナ。きひひ」 ぎゅむ、と買い物袋をぞんざいに押しつけてくる。 最後に桐乃が言った。 「ほら、あんたってまともな服、あたしがずっと前に選んであげたやつしか持ってなかったじゃん? あれだけじゃローテ回せるワケないし、 大学でパッとしないグループに括られるかぼっちになるのは目に見えてるし……。 ちょっとはまともな服増やしてあげようって思ったの!」 この三人は、それぞれ服を試着室に運んできて、 それを俺に着せ、似合っていると判断した時点で、俺のために購入する腹積もりだったのだ。 俺は何を悩んでいたんだろうな。 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/06(日) 00 19 31.22 ID na+PTL7G0 [2/5] 「……ありがとな」 プレゼントの値段と気持ちは必ずしも比例しねえし、 一万二万の出費なんざ、目の前の読モ三人娘には痛くも痒くもねえだろう。 それでも、この三人が俺の大学生活を応援するために、 良い店で、良い服を真剣に選んでくれたことが、俺にとってはつい涙ぐんじまうくらいに嬉しかった。 「お、お兄さん?大丈夫ですか?」 「キメェw男泣きしてやんのw……ふぎゃっ。このーっ、あやせテメーいい加減にしろよなーっ!」 キャットファイトに突入した二人を背景に、桐乃はそっとハンドタオルを差し出してくれる。 「街中でいきなり泣き出すとか、本気で恥ずかしいからやめてよね」 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/06(日) 01 07 28.96 ID na+PTL7G0 [3/5] 「お前らが不意打ちするのが悪いんだろうが」 「ん……まあ、それは認める。あたしもホントは、今日プレゼントするつもりじゃなかったし」 「どういうことだ?」 「あやせも加奈子も、あんたには何かしらプレゼントしたかったらしくてさ。 丁度良い機会だから、みんなで一斉にプレゼントしようって話になったの」 「そうだったのか……」 桐乃は言った。 「もう何回も言ったと思うケド、もう一度言うね。……合格、おめでと」 いったいコイツは何度俺の涙腺を緩ませれば気がすむんだろうな。 使い古された言葉に、俺はやはり使い古された言葉で応じる。 「ありがとな、桐乃」 この感謝の気持ちと礼を、あやせには四月からの家庭教師として、 加奈子には同じくマネージャーとして頑張ることで返していけたらいいと思う。 じゃあ、桐乃には――? 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/06(日) 01 23 57.62 ID na+PTL7G0 [4/5] 俺のポーカーフェイスはサプライズプレゼントでどうしようもなく崩れているらしい、 容易く俺の思考を読み取ったらしい桐乃は、溜息をついて俺の顔を覗き込み、 「もしかしてお返しに何かしようとか、そういうコト考えてる?」 「………」 桐乃は沈黙をそのまま肯定と受け取ったようだ。 「いらない。あたしは、今のままで充分だから。 兄貴が、あたしの兄貴でいてくれる……それだけで充分だから」 おや、と思う人はたくさんいるだろう。 妹にとって兄はいつまでも兄であり、それは当たり前のことで、そこに意志や努力は介在しないと。 でも俺たちの兄妹関係は、普通のそれとは少し違う。 俺は桐乃の……桐乃だけの兄でいるために、少なからず意識し、努力している。 桐乃はその努力に感謝し、同時に負い目を感じてくれているのだ。 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/06(日) 02 15 46.66 ID na+PTL7G0 [5/5] 今のままで充分、か。 変化を望んでいるようで、その実、変化を望んでいないのか。 それとも変化を望んでいないようで、その実、変化を望んでいるのか。 俺は後者だと信じたい。 桐乃が高校に入学すれば、否応なく桐乃を取り巻く環境は変わる。 環境が変われば、もちろん人間関係も……。 その変化に乗じて再び桐乃から離れようとするのは、客観的に見れば、卑怯なことなのだろうか? 「桐乃……」 「………?」 「……いや、なんでもねえ」 「ふふっ、変なの」 打ち明けるのは、まだもう少し先延ばしにしてもいい。 俺はキャットファイトに明け暮れる二人を止めるべく歩き出した。 9(偽)-4 終
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前ページ次ページSSまとめ 22-389 22-389 名前:希望[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 21 26 52 ID ??? 希望 1/4 私のいた世界はもう誰もいなかった どうやら私が最後の人間だったらしい 生きている最後の人間らしい 大きな建物は崩壊して風景の一部となっていた 水位は大きく上昇して、多くの陸地を飲み込んだ 光は真っ黒な雲に遮られ、めったに地上に差し込んでくることはなかった 大地は凍え、そこに命はなかった 風は吹き止むことはなく、すべてを吹き飛ばさん勢いで吹いていた 私より少し前に生きていた人間はすべて地下にいたらしい 地下にいた人間もやがては食料が尽き、お互いに争いあって死んでいったらしい そんな中、その地下都市に大地震が起こった 屋根になっている地盤が崩れ、多くがそこに埋まった 22-390 名前:希望[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 21 28 20 ID ??? 2/4 私に親はいない 生きているかどうかという意味ではない 細胞から生まれた私には、親という存在がいないといえるだろう 私の最初の記憶は培養液の中の記憶だ ガラス越しに見える世界はとても狭かった そして私が始めてみた人間は、写真立てに入っていた笑顔の少年だった やがて私は外で生きることを許された 外でも生きていけると判断されてのことである 初めて触った床はとても冷たかった 私には知識がなかった。生きてゆける力がなかった そんな世界で私を育ててくれたのは一体のロボットだった 名を茶々丸といった 私には知的障害があった 自分の名前も覚えられないほど、脳に欠陥があったのだ 最後の人間が苦しみを理解できないというのは神の慈悲であろうか だが機械は私に知恵を与えてしまった 神の慈悲を無視してしまったのである それが幸か不幸かはわからない 22-391 名前:希望[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 21 29 15 ID ??? 3/4 私の知恵は脳に直結された二つのユニットから送られる そのうちに髪が伸びた私はそのユニットを髪の毛で覆い隠した 過去のデータによればお団子という髪形になるらしい 二つのユニットは私に知恵を与えると同時に脳を修復した やがて私には感情が生まれ、気持ちが芽生えてきた 死にたくないという気持ちと、寂しさだ だが機械に死はない バックアップと機体さえあればそれは永遠に続く それがあればの話しだが 茶々丸に限界が訪れていることがわかった 私を作るためにバックアップユニットを使用してしまったらしい データを保持する機械も故障を直さずに、私のために使用したらしい 茶々丸と最後の会話をすることとなった 茶々丸はもう動かない 駆動部分はすでに朽ち果ていた 22-392 名前:希望[sage] 投稿日:2006/01/01(日) 21 32 05 ID ??? 4/4 茶々丸 「ワタシガ・・残スモノガ二ツアリマス」 表情は動かず、ただ口にあるスピーカーから抑揚のない声が流れた 茶々丸 「ボウダイナ魔力ト・・タイムマシンデス」 それでどうしろと? 茶々丸 「ココハ、アナタノイルベキセカイデハアリマセン・・タノシイ時代ガ・・アッタノデス」 その時代に? 茶々丸 「アノトキニ・・ネギセンセイトクラスノデス」 私が行くと? 茶々丸 「ソノ時代ニハワタシモイマス・・アナタニツクラレタワタシガ・・」 私が、あなたを作った? 茶々丸 「イキナサイ、チャオ・・アナタノイルベキ時代ニ・・」 茶々丸から渡されたタイムマシンには一枚のメモ用紙がついていた それにはあるものの制作方法が作られてあった ・・肉まんってなんだろう? ハルナ 「さてと、だいぶんできたかな。後は後半をどうするかだけれども・・」 いつものようにハルナは部屋にこもり、創作系同人誌のネタを作っていた 前回、円にお話を体験させてもらった。桃太郎は鬼ヶ島で圧倒的な戦力差に絶望したんだなと思った ハルナ 「超さんにもこのくらいの設定がないとね〜、でないとただの腹黒キャラ?」 しかし、ハルナは気がつかなかった。背後に迫る虐殺者の影に・・ ハルナの聞いた最後の言葉はこうであった 超 「脳に直結するユニット作ったネ。いろんな幻覚を見せてくれるネ。穴をあけて差し込むだけの簡単装着ネ・・」 完 22-459 22-459 名前:むか〜し、むかし[sage] 投稿日:2006/01/02(月) 20 54 28 ID ??? むか〜し、むかし 因幡の白うさぎ 1/2 むか〜し、むかし。因幡の国に白うさぎさんがおりましたとさ ある夜、大洪水が起き、白うさぎ沖の島へ流されてしまい困っていました そんな時、ワニザメさんと出会いました 刹那 「このちゃん。向こう岸まで送ってくれへん?」 白うさぎさんはワニザメさんを騙すことなく素直に頼んでみました 木乃香 「・・ええで、向こう岸まで送ればええんやな?」 このとき、ワニザメさんがにやりと笑ったのに白うさぎさんは気が付きませんでした 白うさぎさんはワニザメさんの背に乗って河を渡っていました 後ちょっとで対岸に着くときのことです 木乃香 「せっちゃん、ただ乗りはアカン。わかっとるやろな?」 白うさぎさんはびっくりして聞き返します 刹那 「な、何をすれば・・」 木乃香 「今度はウチが乗る番やで!!」 白うさぎさんはワニザメさんに押し倒されました そして無残にも白うさぎさんの衣服は毟り取られます 木乃香 「いたたきま〜す!!」 ・・その二時間後、対岸では白うさぎさんが半裸で泣き崩れていました ワニザメさんは満足そうに河に帰っていきます 木乃香 「またのご利用をお待ちしてるで〜」 22-460 名前:むか〜し、むかし[sage] 投稿日:2006/01/02(月) 21 03 34 ID ??? 2/2 半裸の白うさぎさんが河原で泣いていると、たぬきさんが通りかかりました ハルナ 「ウホッ!いいネタ女!!」 哀れにも白うさぎさんはたぬきさんに色々と調べ上げられ、スケッチブックに書き込まれていきました ハルナ 「ここがこうなって・・・うわ!こんなに入っちゃった!」 何かの考察もされています。他人が見たらなんというでしょうか? ハルナ 「いいネタもらったわ。完成したら一部あげるね〜」 白うさぎさんの瞳からは涙がとめどなくあふれています 刹那 「汚れちゃった・・」 悲しみに打ちひしがれる白うさぎさんに、今度は優しそうなねこさんが声をかけました のどか 「だ、大丈夫ですか?」 白うさぎさんは返事をしませんでした のどか 「そんな格好で寝ていたら・・ごにょごにょ・・されちゃいますよ。うちに来てください」 白うさぎさんは思いました。もう遅いと・・ 結局、白うさぎさんはねこさんの家に連れられていきました 白うさぎさんは今度はどんな酷いことをされるんだろうと考えていました でもねこさんは優しかったのです 白うさぎさんの傷を手当てして、暖かい服を着せて、おいしい料理をふるまいました 白うさぎさんはちょっぴり嬉しくなりました 夜、ねこさんの家で寝ていた白うさぎさんは大声をあげて目を覚ましました。とっても怖い夢を見たようです そんな様子を見たねこさんが白うさぎさんの布団に入り、そっと白うさぎさんを抱きしめました のどか 「私がそばにいますから・・怖くないですよ・・」 刹那 「のどかさん・・」 白うさぎさんはねこさんの胸に抱かれ、ゆっくりと目を閉じました。母に抱かれて眠る赤子のように・・ めでたしめでたし 完 22-462 22-462 名前:刹那 安らぎ[sage] 投稿日:2006/01/02(月) 22 01 45 ID ??? 刹那 安らぎ 最近安らぎが欲しいと思う お嬢様は色に狂い、私を襲う 龍宮は私をいやらしい目でしか見ない 後の者は、気が向いたときに私に変なことをする 最近安らぎが欲しいと思う 黄昏ている時間が好きだ 誰も私に干渉しないから 黄昏ている時間が好きだ そんな私に最近、安らぎができた 優しい人は好きだ。暖かい人は好きだ。いい匂いがする人が好きだ それがのどかさんだ のどか 「どうしたんですか?手、冷えてますよ」 のどかさんの手は暖かい。そして冷えた私の手を温めるために自分の頬に当てる優しさが好きだ 刹那 「暖かいですね。のどかさんは」 のどか「そ、そんなことは・・」 前髪からちらりと見える瞳は優しさが溢れ出ている 私はのどかさんと一緒にいるときが好きになった 優しい時間が好きになった 完 22-544 22-544 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/01/04(水) 21 16 36 ID ??? 真名「刹那は学園長に呼ばれて遅くなるそうだ」 楓 「それならば3人でやってるでござるか?」 古菲「誰か代わりに人呼ぶアルよ」 刹那「ふう、すっかり遅くなってしまった。 みんな怒ってるかな? まあ、どーせドンジャラだが」 部屋に戻った刹那が見たものは真っ白に燃え尽きた武道四天王の姿であった。 刹那「なっ! こ、これはどうしたんだ?!」 真名「…か、勝てない… 何故だ…」 楓 「まるで手の内で踊らされているようでござるよ…」 古菲「食券がもう無いアル〜 明日から学食が食べれないアルよ…」 刹那「一体誰の仕業なんだ…?」 美砂「あれ桜子どうしたの? その食券」 桜子「んふふ〜 儲かったにゃ〜」 円 「桜子と賭けをやる命知らずがまだいたんだ…」 22-645 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/01/06(金) 02 24 58 ID ??? 古菲「ムムム、負けっぱなしは悔しいアル」 楓 「しかし、桜子殿はかなりの腕前でござる。 残念ながら我々では…」 真名「…不本意だが、助っ人を頼むか」 刹那(たかがドンジャラに、そこまで燃えるほどのことはないのでは…) 桜子 「またドンジャラ? いいよ〜♪」 真名 「…今日は他にも人を招いていてな。まあ、親睦を深めようということだ」 茶々丸「お相手します」 桜子 「…ふ〜ん、面白くなってきたにゃ」 楓 (流石にこれならば…) 古菲 「これなら負けは無いアルな。 私たちは見学してるアルよ」 刹那 「だと、いいんだが…」 刹那 (3対1の状況をむしろ、楽しむような桜子さんの表情… あの余裕は何処から?) 茶々丸「ラステル(リーチ)」 桜子 「…マギステル(ツモ) 一般人3色」 茶々丸「なっ、私のラステル牌でもあがり… 何故見逃しを?」 桜子 「それだと安いからにゃ〜」 茶々丸「しかしセオリーでは…」 桜子 「フフフ、セオリー? それは誰が決めたことなのかな?」 楓 「!?(今、桜子殿の表情が…?)」 真名 「くっ、このままでは済まさん!!」 刹那 (龍宮の指先やや熱いか… これでは…) 古菲 「な、なんだかまずい雲行きアル」 22-646 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/01/06(金) 02 25 29 ID ??? 真名 「くっ、読めない… わが魔眼をもってしても…」 楓 「なにをしても、すべて桜子殿のいいように事が運ぶでござる…」 桜子 「やった〜 また勝ち〜♪」 茶々丸「…桜子さん、何故セオリーを無視した戦術を?」 桜子 「ククク、勿論勝つため… それ以外の何物でもない…」 楓 (ま、また!?) 刹那 (あの表情!? 普段の桜子さんが決して見せない…) 超 「フフフ、茶々丸には荷が重すぎたかネ」 刹那 「ちゃ、超さん!」 超 「確率よりも心理、特にこういったゲームではネ。 桜子サン私ともお手合わせ願うヨ」 桜子 「あはは、ちゃおりん怖いにゃ〜」 超 「私はパートナーにせつなサンを選ぶネ。 桜子サンも誰か連れてきて2対2で勝負ヨ」 刹那 「わ、私!?」 桜子 「わかったにゃ、後日改めて勝負するにゃん」 刹那 (え? 続くの?) 22-547 22-547 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/01/04(水) 22 35 33 ID ??? 1/2 朝倉「おおっと、吉田の心は折れない! 下から攻める!!」 ザジ「( ・ω・)?」 朝倉「おわっ、ザジちゃんいつの間に?!」 ザジ「(・ω・ )プライドノビデオ?」 朝倉「あー、これは実況の練習にちょっちね。 ザジちゃんプライド好きなの?」 ザジ「ヽ(´ー`)ノスキー」 朝倉「! じゃあ、ちょっと教えてあげるよ」 ちう「ザジ寝ようかー」 ザジ「三( ゚∀゚)」 ガシッ ちう(なっ、アルティメットタックル!?) ちう「プライドごっこか? ふふ、この程度じゃあ倒れないよ」 ザジ「(`・ω・´)マダマダ!!」 ちう(かっ、担ぎ上げ!?) ザジ「(ノ≧□≦)ノ テヤッ」 22-548 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/01/04(水) 22 36 20 ID ??? 2/2 朝倉「おおっと、ザジ選手ベッドにちう選手を叩きつけた! そしてそのまま流れるように寝技に突入!!」 さよ「す、すごいですね」 朝倉「ザジ選手マウントの位置から服を脱がしにかかる! ちう選手は下からそれを防いでいます」 さよ「なんだか必死ですね…」 朝倉「ああっと、ちう選手の上着は脱がされました! そしてそこからザジ選手横四方に移行!」 さよ「朝倉さんの教えを守ってますね」 朝倉「ザジ選手、ちう選手の胸をあごで抑えながら、ズボンに手がかかる!! ちう選手太ももを閉じて防戦! しかしこれは苦しいか!?」 さよ「ひゃあ〜」 朝倉「脱がされた〜!! これでちう選手は下着のみ!! あっ、ザジ選手脱がした勢いをそのまま 縦四方に移行!! 胸でちう選手の顔を押さえ込む!!」 さよ「…ゴクリ」 朝倉「さあ、通常の縦四方とは違う! より深く重なり、これは正にシッk…」 さよ「あ、朝倉さん…」 朝倉「な〜に、さよちゃん、今いいトコ…」 ちう「あ・さ・く・ら・さぁ〜ん、何で昨日の事がビデオになってて、あなたがアフレコしているのかな!?」 朝倉「あっ、いや、ちうちゃんこれはね…」 ちう「ザジにプライド教えたんだって? ちょうど良かった私もコマンドサンボに興味があったんだ… 付き合ってもらうよ」 朝倉「は、話せばわかる…」 ちう「問答無用!!」 ドガッ!! さよ「見事なロシアンフックです…」 完 22-571 22-571 名前:真名の苦悩 27 脂肪[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 01 35 54 ID ??? 真名の苦悩 27 脂肪 お正月、私たちはゆっくりとした時間を共に暮らしていた 朝、目がさめれば隣に居る二匹の子犬 お寝坊さんな彼らは、朝食の香りがするまで起きてくることは無い 仰向けになって大の字になって気持ちよさそうに寝ているのだ 警戒心といったものはまったく無い カワイイ・・ お昼にもなれば彼らは昼食をせがんでくる、ご飯しかないか?キミたちは だがそんな彼らと一緒に食べるご飯がたまらなく好きだ 一生懸命食べるその姿は見ていて微笑ましい たまにご飯の取り合いをしている姿も見られるのもたまらない ご飯を食べればお昼寝の時間だ やっぱり警戒心は無い、大の字で寝転んでいる カワイイ・・ というような感じで彼らは立派な寝正月をすごした 横で寝ている彼らをつついてみる。ぷにぷにと柔らかい感触が気持ちいい だがしかし・・ 寝正月は彼らを太らせてしまったようだ お腹の丸みが、かわいい様で危険な感じだ 明日から外で特訓だな。ボール遊びがいいかな・・ 完 22-573 22-573 名前:ハルナ いたずら[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 05 13 26 ID ??? ハルナ いたずら ハルナ 「ほほう・・なかなか男前じゃない!」 ハルナの目の前には仔犬がいる。ハルナは近くで寝ていた仔犬を捕まえて、ちょっとしたいたずらしていた 手にもった黒マジック、ハルナは仔犬に眉毛を書く 仔犬は自分が何をされたのかはわかっていない。きょとんとした顔でハルナを見つめている 少しばかり首をかしげながら、舌を出しておすわりをしていた ハルナ 「バカ殿みたいでなかなかいいね!!」 ご満悦のハルナであったが、迫りくる危険な気配に気が付かなかった 真名 「貴様、私の仔犬に何をしている・・」 ハルナが振り返ればそこには人鬼が立っていた 明らかに殺意と憎悪に満ちた目で鬼はハルナを見つめている ハルナ 「こ、こんにちは・・この子、真名さんの?」 真名から放たれる殺意はハルナに向けられている。もうじき修羅場になるなとハルナは感じた でも・・こんな修羅場は・・好きじゃないなァ、と思う 真名 「かわいいだろう・・私の仔犬は。眉毛が無いほうがもっと可愛いんだろうがな」 ハルナ 「私は、眉ありのほうがいいかな・・」 死はもうすぐそこまで迫っているような気がした ゆらり・・と鬼は動いた。いや、ゆっくりと動いたように見えた 交通事故のときなんかに世界がスローモーションで見えるような感じだろう ハルナの最後に見た映像は、眉間に突きつけられようとしている銃口であった ハルナ 「うきゃあああああ!!!!」 痛いってよりも熱いな・・額はそんな感じであった 完 22-589 22-589 名前:ハルナ いたずら2[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 18 42 57 ID ??? ハルナ いたずら2 とある昼下がりの公園 二人の幼い兄弟たちが人目もはばからず戯れていた 兄 「もう我慢できないんだ!!お前のこと・・好きだ!!」 弟を押し倒した兄は、押し倒した弟の瞳をじっと見つめる 弟 「ダメだよ兄ちゃん!僕たち・・兄弟なんだよ!」 しかし弟は頬を赤らめながら、プイっとそっぽを向いてしまう だがその表情には何かの期待が込められている様にも見える 兄 「もう一度言う、好きだ」 横を向いていた弟であったが、普段とは違う兄の真剣な言葉に顔を正面に向け、お互いに見つめう 弟 「兄ちゃん・・」 ハルナ 「くは〜!たまらないな。お姉さんこのシチュエーション大好き!!」 暇だったハルナは、そのあたりで寝ていた仔犬を二匹捕まえて”兄と弟 禁断の愛”ごっこを繰り広げていた ハルナ 「ふふ・・では、クライマックスへ・・いきましょうか!」 そのときである。後頭部に何か硬くて冷たい物が押し付けられた 真名 「貴様、私の仔犬たちに何をしている。前回、殺したくらいでは懲りていなかったということか・・」 ハルナは仔犬を掴んでいた手を離し、両手を上げて”抵抗しません”のポーズをとった 真名 「ん?どうした、続きはしないのか?」 ハルナ 「この後は・・意外と弟は激しく兄を求めてきたってプレイなんだけど・・見る?」 真名 「貴様にかける慈悲はいらないようだな・・」 ガアアアアアン!!! ハルナ 「うきゃあああああ!!!!」 後で鏡を見てわかったが、撃たれた跡が禿げになっていた 完 22-608 22-608 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 19 58 31 ID ??? 『以上で猛獣の芸を終わります!』 ちう(ザジが手品やるってから来たけどまだかよ…サーカスなんて今更見てもな。) 『次の演目はザジさんによるマジックショーです!皆様盛大な拍手を!!』 ちう「おっ始まった!なかなか大掛かりじゃねーか。」 ザジ「…今から切断マジックをやります。特別にゲストとして入場券の番号が84956の方はステージに上がってきてください。」 ちう「へぇー。こりゃあ楽しそうだな…って84956って私じゃねーかよ!」 ・・・・・・・・・ ザジ「…ゲストのちうです!拍手を!」 ちう「ば、バカ!CN出すなって!…で私は何すりゃいいんだ?」 ザジ「ちうはこの箱の中に入ってればいいよ。」 ちう「へぇー意外に単純なんだな。じゃあ手品頑張れよ。」 22-609 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 19 59 33 ID ??? ザジ「ではこれより人体切断マジックを始めます!種も仕掛けもありません!この箱に入ってるちうをこの鉄板で真っ二つにします!」 ちう(安全って分かっててもなんか不安だな…) ザジ「じゃあカウントダウンスタートです!」 『3!』『2!』『1!』 ザジ「えい!」 ちう「痛い痛い痛い!!!???ストップ!ストップ!」 ザジ「どうしたの?」 ちう「な、なんでマジックなのに痛いんだよ!!?」 ザジ「種も仕掛けもないからだよ。ちう真っ二つになって?観客が見てるよ?」 ちう「なれるかよ!!?」 ザジ「っていう初夢を見たよ…?」 ちう「絶対正夢にすんなよ!」 という初夢を見た俺ガイル 22-617 22-617 名前:むか〜し、むかし[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22 33 15 ID ??? むか〜し、むかし 貧乏神 むか〜し、むかし。あるところにとっても働き者がおりました しかし、いくら働いてもお金はたまりませんでした なぜならその家には貧乏神様が住んでいたからです そんなある日、この家にお嫁さんがくることになりました このお嫁さんは大変な働き者と評判でした 皆、この二人が夫婦になればお金持ちになると思っていました しかし・・ 刹那 「このちゃん・・」 木乃香 「せっちゃん・・」 なんと二人は運命の出会いであったらしく、働くどころか朝っぱらからまぐわって働かなくなりました お互いに肌を求め、その指と舌が触れ合っていないところが無いくらいのエロっぷりです そんな様子を見た貧乏神様は心配になって二人にこう言いました ハルナ 「同人誌のネタに事欠かないのはいいんだけど・・働こうよ」 ですが、二人から帰ってきたのは冷たい視線でした 刹那 「あなたが働いてください。私たちは忙しいんです」 木乃香 「そうや、アンタが同人誌作って売ればいい稼ぎなんや。ウチらのために働きや」 こうして貧乏神様は地下に監禁され、同人誌を作らされることとなりました ハルナ 「だ、誰か!たすけて〜」 こうして二人は同人誌を売り、ラブラブで末永く暮らしましたとさ めでたしめでたし 完 前ページ次ページSSまとめ
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前ページ次ページSSまとめ 27-211 27-211 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 01 03 20 ID ??? ゆえ「ゆえと」 ハルナ「ハルナの」 『ザジちうスレ・傾向分析〜!』 ゆえ 「後半編です」 ゆえ「最近のスレ内での各キャラの扱われ具合を分析する『傾向分析』、早くも三回目です。 まずは昨日の 151さんの疑問にお答えするです」 ハルナ「桜子の想人についてはかなり判断に迷うところなのよね。 アキラ争奪戦にも出てたし、ゆえと組んで真名アキを落とした例もあるし」 ゆえ「明確にそうだといいきれないので『?』をつけておいたです。 今後投下されるSS次第で幾らでも可能性は広がるですからね」 <この番組は 『抱き枕から夜のオカズまで漏らさずカバー』の雪広社と 『ネピアなんて(´・ω・`)知らんがな』麻帆良大学工学部の提供でお送りします> ゆえ「ネピア…そういえば最近商店街で見かけませんね」 ハルナ「私はクリネ○クス派なんだけどね。 それじゃ 38のランキングを参考にしつつ、分析行ってみよー!」 27-213 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 01 04 47 ID ??? 〜21番:那波 千鶴〜 属性:ネギ狂戦士、抱擁幼化術師、おb(省略されました…続きを読むにはDJを蘇生させてください) 想人:桜咲刹那(娘?) ゆえ「…なにやら物騒な用語が見えるのはきっと気のせいです」 ハルナ「登場回数は謎のシスターと同数。少し少ないかな。 ちづ姉も今のところ特定の相手がいるようなSSは出てないね」 ゆえ「なんというか、ある意味印象が強すぎて相手を出しにくい感があるです」 〜22番:鳴滝 風香〜 属性:双子、やんちゃ 想人:鳴滝史伽(妹)、長瀬楓(姉) ゆえ「前回の『空気』を見事返上、スレ当初に双子祭を起こしたです」 ハルナ「お姉ちゃんの方が登場回数多いのは面目躍如、といった感じかな」 ゆえ「史伽さんが亜子さん、円さんと組みましたが、風香さんは楓さんとですかね? まだまだ発展の余地があるです」 〜22番:鳴滝 史伽〜 属性:双子、おとなしめ 想人:鳴滝風香(姉)、長瀬楓(姉)、和泉亜子(姉)、釘宮円(姉) ハルナ「お姉ちゃんより少しだけ別の発展性を秘めた妹さん。 さて、どんな方向に進んでくれるのかな?」 ゆえ「現時点ではまだ作品が少ないのでなんともいえないですが、 このまま放置するにはあまりにもったいないと思うです」 ハルナ「保健室…包帯…緊縛…うふ、うふふふふ…♪」 27-215 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 01 06 07 ID ??? 〜24番:葉加瀬 聡美〜 属性:レイヤー、科学者、ひんぬー、純愛 想人:村上 夏美 ゆえ「現状、最もピュアな方向で進んでいると思われるのがハカセと夏美さんです」 ハルナ「登場回数は…うーん、デッドゾーンね。ネギプリでも空気扱いされちゃってるし」 ゆえ「ネギプリといえば、ハカセが夏美さんより低いのは何故なのでしょうか… 登場回数は多いと思うですがね」 ハルナ「ちゃおりんに食われちゃってるんじゃないかなぁ。勿体無いよね」 〜25番:長谷川 千雨〜 属性:ネットアイドル、純愛、ツッコミ担当、ツンデレ、主役 想人:Zazie Rainyday ゆえ「はい、このスレの主役登場です。前回より少し登場回数が伸びてるです」 ハルナ「登場数以上にかなり存在感を取り戻した感があるわね。 少し雰囲気が初期の感じに近くなってきたからかな」 ゆえ「しかし28スレ目ですか? よくぞ毎回ネタが尽きないものです」 ハルナ「そりゃもう職人さんの努力の賜物だよ。カップリングもスレ当初から比べて増えに増えたしね。 それでは、ザジちうスレが良き――」 ゆえ「まだ早いです」 27-216 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 01 06 46 ID ??? 〜26番:Evangeline.A.K.McDowell〜 属性:吸血鬼、ツン(デレ?)、ネピア愛好家 想人:桜咲刹那(?)、神楽坂明日菜(?) ゆえ「見事真名さんと並んで今回のトップを飾ったエヴァンジェリンさん。花粉症と共にネピアネタ大増産です」 ハルナ「本当にこんなに出てたの? ってくらい登場してるわよね。 初期の名前ネタ( 28みたいな)を差っぴいても」 ゆえ「思い切りSになる時もあればいいネタキャラになる時もあり…結構二面性が激しいです」 〜27番:宮崎 のどか〜 属性:奥手、一途、● 想人:ネギ先生(公式) ゆえ「し、しっかりするです! 限りなく空気に近いところにいるですよ!」 ハルナ「改めて見直してみると、のどか単体のネタってそんなにないような気がするな。 ちょっと前までミラーさんの方に散々登場してたから存在感があったんだけど」 ゆえ「まぁ、いろいろと事情はあるでしょうけど…のどかにも新属性探索の時期がきたのかもですね」 〜28番:村上 夏美〜 属性:純愛、地味、一途 想人:葉加瀬聡美 ハルナ「相変わらずピュアピュアな愛を育む二人の片割れ。もうセット確定かな」 ゆえ「『地味』って…これはまずくないですか?」 ハルナ「<空気>よりはマシでしょ? まぁ、普通のお付き合いも悪いもんじゃないよ。 アブノーマルでも大歓迎だけどね。んふふふふ」 ゆえ「…夏美さんにもあのクスリを飲ませたらネギ持ち暴走するんですかね」 27-217 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 01 07 45 ID ??? 〜29番:雪広 あやか〜 属性:お嬢様、ショタコン 想人:佐々木まき絵 ハルナ「『あからさまにオトコ狙いだと動かしにくい』の法則を見事に破ったいいんちょ。 美砂といい、どうしてここの住人は妄想力がこんなに活発なんだろね」 ゆえ「自分の胸に手を当てて考えてみるです」 ハルナ「…見えるッ! 次回の同人ネタが私に筆を取れと命じる!」 ゆえ「……今度の締め切りは自分だけで頑張ってくださいです」 〜30番:四葉 五月〜 属性:おかみさん、職人(?) 想人:なし ゆえ「…ええと、残念ながら登場回数はたった5回という結果になりましたです」 ハルナ「いいのよ、さっちゃんはさらっと出てきてさっちゃんワールドを作ってくれれば」 ゆえ「とはいえ、なかなか新境地を切り開くのは難しいもので…まぁ、職人さんに期待ですね。 すでにその片鱗は見え始めていますし」 〜31番:Zazie Rainyday〜 属性:ピエロ、素直、一途 想人:長谷川千雨(ちう) ゆえ「そして最後にもう一人の主役の登場です」 ハルナ「前も言ったけど、尋常じゃなく本編への露出度が少ないのよね。 だからこそいろいろと想像の余地があるんだけど」 ゆえ「そういえば前に『ザジさんは初期の雰囲気に戻りつつある』などと書きましたが、 分析を進めていくとそもそも初期からあんまり変わってないんじゃないかという気がするですね」 27-218 名前:ネギまほラジオ:ゆえパル分析隊[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 01 09 15 ID ??? ゆえ「…といったところで第三回・ザジちうスレ分析を終了したいと思うです」 ハルナ「まだクロニクルが進んでないからなんともいえないけど、長文ネタは確実に増えてるよね」 ゆえ「マロンならではのまったりな雰囲気につられてるのでしょうね。 その証拠にVIP期に頻繁に出てきた『保守SS』が一切出てきませんから」 ハルナ「マロンで保守しなきゃいけない状態ってよっぽどの過疎だよねぇ… まぁ、一日50レスくらいついてる今の状況なら心配の必要はないでしょ」 ゆえ「それにしても…毎回スレの当初にこんな長文ネタ、迷惑じゃないでしょうかね?」 ハルナ「中の人がSS投下に当たってスレ内の状況整理をしたかったのが始まりだからね。 打ち切りの連絡が来ないかぎりは続けてみようと思うけど」 ゆえ「それにしても、もう200レス越えてるのですね…」 ハルナ「クロニクルまで手が廻らないかも分からんね」 『それでは、これからもザジちうスレが良き「狩場とならんことを…さぁ行くぞアキラ!」』 二人『……』 <この番組は 『抱き枕から夜のオカズまで漏らさずカバー』の雪広社と 『ネピアなんて(´・ω・`)知らんがな』麻帆良大学工学部の提供でお送りしました> 27-225 27-225 名前:楓×真名 膝枕[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 02 23 36 ID ??? 1/7 「いいぞー! いけぇ明日菜〜」 「そこだいいんちょー! あ、朝倉! あたしいいんちょに500円!!」 「あ、あう〜明日菜さんもいいんちょさんも落ち着いてください〜」 麻帆良学園中等部3-A組は、いつものように騒がしかった。 歓声と怒号溢れるクラスの騒ぎを、少し離れた席から龍宮真名はボーッとした目付きで眺めていた。 (……騒がしいな) 上手く働かない頭でそんなことを考えていた真名に、長身の女性が近づき話し掛けた。 「皆、元気でござるなぁ」「? 楓か……あぁ全く、元気に花丸を付けたくらいに元気だな」 すると、普段は線にしか見えないほど目を細めている女性、長瀬楓が珍しく片目を薄く開けて真名を見つめた。 「ん? ひどく疲れているようだが、どうかしたでござるか?」 「昨日の夜中に仕事が入って、明け方まで走り回っていてな……」 話している最中にも瞼は着々と閉じていき、真名の眼は楓とほぼ同じようなものになっていく。 27-226 名前:楓×真名 膝枕[sage連投規制…orz] 投稿日:2006/03/19(日) 02 26 04 ID ??? 2/7 滅多にない真名の気の抜けた姿を見られたことに楓は何となく嬉しくなっていた。 「しかし、傍目にも分かるほどヒドイ顔を私はしているのか?」 「いや、そんなことはござらんよ。分かったのは一重に、真名に対する拙者の愛の力でござるよ♪」 「……………」 にこやかに微笑みながら、しかし心の中はひどく真剣に放った言葉だったが、その返事は眠気の為だけでなく細められた眼によるジトっとした睨みと威圧的な沈黙だけだった。 「ま、まぁそれは冗談として、拙者が話し掛けるまで拙者の気配に気付かなかったでござるからな」 「そうか……」 そう呟く真名に先程の威圧感はなく、その体は眠気に負けて今にも机に突っ伏しそうになっている。 楓は自分の想いを一刀両断にする真名の反応に少し悲しんでいたが、その真名の様子を確認すると一瞬思案に耽ったあと、突然真名の手を掴んで歩き始めた。 「なっ!// 何をする!?」 睡魔との戦いでボーッとしていた真名は突然手を掴まれたことに驚き、少し顔を赤くした。そして手を引かれるまま席から慌てて立ち上がり、歩きながら楓に怒鳴った。 27-227 名前:楓×真名 膝枕[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 02 27 10 ID ??? 3/7 しかし楓はあの真名の顔を赤くさせたことが嬉しく、そんな怒声など何処吹く風で進み続け、教室の一番後ろ、喧騒から最も離れた壁際で真名の手を離し、床に直接座り込んだ。 「……?」 連れてこられたものの、何をしたらいいのか分からない真名は疑問符を浮かべながら楓を見つめた。 「まぁ、とりあえず座るでござるよ」 「……? あぁ」 楓の意図は全く読めないが、真名は言われたとおり楓の隣に腰を落とした。 すると、楓がものすごい笑顔で真名を見ながら自分の腿を叩いている事に気付いた。 「ささっ、遠慮なさらず拙者の膝を使うでござるよ、真名♪」 「? ………なっ!?// わ、私が楓の膝枕で寝るわけがないだろう!!//」 自分の膝枕で真名を寝かせようと考えた楓だったが、真名はそれを断固拒否した。 すると、楓は両目を薄らと見開き、身長はほぼ同じだが座っているという利点を生かして無理矢理上目遣いになり、真名を見上げ始めた。 (うっ! こ、この仔犬のような眼差し……い、いや落ち着け龍宮真名! これは時代遅れノッポ忍者の策略だ!!) (真名の好きなものは仔犬! これぐらいの情報収集拙者には楽勝でござる♪ これで真名は拙者の膝枕を受け入れるはず!!) 27-228 名前:楓×真名 膝枕[sageこうすればいいのか!] 投稿日:2006/03/19(日) 02 32 18 ID ??? 4/7 互いに心中を読みあい、自分の理想を実現させようとする。 「ふ、ふざけるな! 楓の膝を借りる必要性など全くない!」 じー――うるうる 「そ、そんな目で見てもやらないものはやらん!」 うるうるじー――― (くっ……!こ、これがあの楓か!?日向で寝転ぶ老描のようだった楓か!?) (ふっふっふ。拙者が模写しているのは某有名CMのチワワ! 仔犬好きでない者でもあっさりと陥落させる驚異的可愛さの持ち主! いかに強固な精神を持っている真名であろうと、これには耐えられないでござろう!!) どうする〜アイ〇ル〜♪ 一秒を一分にも感じるほど緊張感に満ちた(中身は駄目人間丸出しの)睨み合いが続いた後、真名が根負けした。 「わ、分かった…//」 27-229 名前:楓×真名 膝枕[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 02 34 50 ID ??? 5/7 ぱぁっ…きらきら 楓の顔に華のような笑顔が咲いた。 「本当でござるか!?」 「あ、あぁ…私に二言はない…//楓の膝ま…」 「やったでござるよ里の皆! 拙者はとうとうやり遂げたでござる! あの難攻不落守銭奴 〜お金が命☆他は生ごみ〜 の真名に膝枕をさせるでござる! ああ、皆有難う…皆の祝福の声が聞こえるでござるよ…」 顔を赤らめながら了承の台詞を紡ごうとした真名を遮ったのは、他ならぬ楓自身であった。 そして虚空を見つめながらこぶしを握り、さらには誰もいない方向に向かって手を振り始めた楓を、真名は冷めた目で見つめた。若干、その額に十字が見えないこともない。 「…………」 「有難う、皆有難う!!」 「……ん……いだ」 「はは、いや流石に胴上げはいいでござるよ…ん? 何か言ったでござるか?」 「前言撤回だと言ったんだこの真性馬鹿の将来の進路は日光江○村です♪女が!!」 「な!? 一度言った言葉を覆すとは、男ではないでござるよ真名!!」 「私は正真正銘生まれも育ちも女だ!!」 「嘘は泥棒の始まりでござるよ!?」 「お前はそんなに私を男にしたいのか!!」 「真名はそんなに女になりたいんでござるか!?」 27-230 名前:楓×真名 膝枕[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 02 36 04 ID ??? 6/7 ぷちっ 何処からか何かが切れるような音がした。 「………」 「だいたい真名が女だと言うのなら、あの新田先生ですら女になってしまうでござるよ!」 「…………」 「……真名?」 反応がなくいつのまにか俯いていた真名にようやく気付いた楓は、内心楽しんでいた口論を止め、真名の顔を覗き込み………慌てて後退りした。 「ま、まな? 何やら人も殺せそうな目をして、どうしたでござるか? 拙者、ちょっと漏りそうになったでござるよ?」 「ふっ…ふふふ。楓が自殺志願者だったとは知らなかったよ。私が殺ってやろう……銃殺でいいよな?」 一体何処から取り出したのかその両手にはそれぞれ銃が握られている。 「お、落ち着くでござるよ、真名!!」 「問答……無用だぁ!! ……あ」 勢い良く立ち上がり銃を突き付けようとした真名だったが、突然眩暈に襲われ、膝から崩れてしまう。 「おっと!! ……大丈夫でござるか?」 気付いてみれば真名は、中腰になった楓の腕の中にいた。 「くっ……は、離せ!」 「嫌でござる♪ 全く、体調が優れない時はゆっくり休まないと駄目でござるよ」 27-231 名前:楓×真名 膝枕[sageラストです] 投稿日:2006/03/19(日) 02 37 39 ID ??? 7/7 楓は片腕で真名を抱え、空いた手で制服のポケットを探り始めた。そして目当ての物を見つけると、口元に手をやり、優しく息を吹き掛けた。 ふぅっ……さらさら 「楓? 今何を……くっ」 真名は急激な睡魔に襲われ、すぐさま今の楓の行動が原因だと思い至った。 「す、睡眠、薬、か?」 強烈な眠気に必死で抗いながら言葉を紡いだ真名の頭を、楓は座り直しながら自らの腿の上に乗せた。段々と力の抜けていく真名を見ながら、楓は優しく呟く。 「拙者の前でくらい、肩肘はらずに休んでいいんでござるよ?」 そして真名の目元にそっと手を当て、その目を閉じさせた。 「ゆっくり休むでござるよ、真名」 もう抵抗する気力も出ない真名はそのまま眠りに就いた。眠りに落ちる前に「分かって、いるさ……」と小さく聞こえた様に感じたのは、風の悪戯か。 今だ止まないクラスの騒ぎの中、二人の周りだけは、穏やかな空気に包まれていた。 #x002d; #x002d; #x002d; #x002d;END---- 27-237 27-237 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 10 02 50 ID ??? 千雨「よし、更新おわり。あ〜疲れた。」 ザジ「……………」 千雨「何?疲れを取るツボを知ってる?」 ザジ(こくこく) 千雨「じゃあ頼むわ。」 ドスッ 千雨「ぐ、ぐぎゃぁぁぁ。ちょっとザジ痛い!(なんだ体が熱い!?)」 ザジ「ん?間違ったかな?」ニヤニヤ 千雨「ちょっ、おまえまさかわざと、あ、や、やめt…」 夢で某格闘漫画の夢見て思いついた。後悔?そんなもんないよ。 27-250 27-250 名前:真名ちゃんもっこり日記8[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 16 52 18 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記8 アキラが「寮のテレビが壊れた」と言ってきた。 本来なら寮を管理している人間に頼んで新しい物を持ってきてもらうのがいいのだが どうせ用意してくれるのはちゃちいテレビに違いない。 ここはアキラにかっこいい所を見せようと思い、ハイビジョンのテレビを買ってあげようと思う。 高い買い物になるに違いない、私とてそこまで大金を積みたいとは思わないがアキラのためなら私は一大決心しようではないか。 そして寮で二人っきりで映画を見ながらそっと身を寄せ合う私とアキラ、次第に顔が近づき映画の キスシーンと並んで二人の唇が…(妄想) さて、二人で秋葉原に来て見たが決め手になるものがないな。もう電気屋は3軒目だ。 「真名、これなんかどうかな?」 ふむふむ、パイ○ニアの43型ハイビジョンプラズマテレビか……ん? 価格が100万だと!?一桁多くないか。 「あはは、やっぱり高いね。次行こうか?……真名?」 「…これにする」 「ええ!?無理だよ。高すぎるよ!」 ふっ。アキラは高すぎるとか言っているが、これでも妖魔退治なんかで結構稼いでる私。 金ならいくらでもある! ペラッ(通帳を覗く)……… 早速それを72回ローンで買った。 「好きなだけ頼んでいいよ真名…」 「ありがとうアキラ・゚・(つД`)・゚・」 帰り道、アキラがファミレスで奢ってくれた飯はとてもうまかった。 27-253 27-253 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 17 41 39 ID ??? どっかの松下「さあいよいよ試合開始です」 亜子「wktk」 古「はあ…」 初回にイチロー頑張るも4番のフサフサな人が凡退 亜子「金本なら打っとったな」 古(桧山なら2ゴロアルな) 3回にはチャンスを作るも併殺 亜子「しっかり戻れや!赤星なら戻っとるで!」 古「でもバッターが藤本なら打ち上げてるアル」 7回代打福留 亜子「( ゚д゚ )打つわけないやん」 どっかの松下「あ、入った」 亜子「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! 」 「うちは打つと思ってたんよ」 古(はいはい…) その後は集中力が切れた韓国相手にこの回一挙5点 亜子「ワッフルワッフル!」 古「壊れたアル…」 8回にも多村のHRで一点追加 亜子「残機大丈夫かいな」 古「プロ野球板住人以外がわからないネタはやめたほうはいいアルよ…」 27-254 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 17 42 44 ID ??? その後は雨が激しくなり一時中断 亜子「はよ始めろやボブ!」 古「雨はしょうがないアルよ…」 亜子「暇や…たゆんでもするか」 古「へ?ちょっと亜子やめ…はう!」 亜子「もう試合は決まったしええやんか」 古「や、やめて…ぎゃあーーーーーー!!」 どっかの松下「さあ45分の中断を終え試合再開です」 亜子「お、やっと再開や」 古「・・・・・・・・汚れ(ry」 その後は投手リレーで完封勝利 どっかの松下「日本勝ちました…」 亜子「キタ━━ヽ(≧∀≦) |ズ|バ|ッ|と|三|振|毎|度|あ|り|っ|!|(≧∀≦)ノ━━!!!!! 」 「さてバツゲームやで」 古「さっきので終わりじゃないアルか!?」 亜子「敗者が戯言ほざくなや…いくで」 古「我韓国人違。我中国人…」 「日本人輪中国人二酷李事舌米(´・ω・`) 」 亜子「古ちゃん精神崩壊してもうた」 「案外もろいな」 真名「さて…」 アキラ「真名どこ行くの?」 真名「ちょっとすばらしい実況をした松下に御礼を言いにな…」 27-257 27-257 名前:明日菜 唇 19[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 18 11 06 ID ??? 明日菜 唇 19 あれはいつのことだったか、私がハカセと夏美ちゃんのキスシーンを覗いていた朝倉に言った言葉がある 「人の恋路を邪魔しちゃダメだって」と その後、せっかくだから朝倉にキスしてあげたんだけれども・・ で、今何をしているのかというと・・今度は私がその二人を覗いている あのときと同じようにベンチに二人で座り、触れ合うだけのようなキスをしていた 私はその光景を見て思わず唇をかむ。もっと攻めないと・・ 二人はそんな軽いキスを二、三度した後、そのまま手をつないで商店街のほうに向かっていった このもやもやした感じ・・多分私が思っているのはこう キスがなっていない!! しかし、かといってあの二人の邪魔はしたくない。個人的なレッスンをしてあげたいけど・・ そんなことをしては朝倉よりたちが悪くなるから むむむ・・・ そんなことを考えているときだった 古 「ん?どうしたアルか、アスナ。こんなところに突っ立って・・むぐうう!!!!!」 いいところに来た、くーふぇ。まさに憂さ晴らし!! 唇は唇で甘く噛むように、吸い付くように・・そして愛を忘れずに・・ 暫くして唇を離す。私は自分の唇を舌で舐めてみた 明日菜 「これは・・肉まん食べたね、くーふぇ。これが中華の味か・・」 古 「何!!なにするアルか!!!」 明日菜 「何って憂さ晴らしだけど・・もっとして欲しかった?」 古 「うわあぁぁぁん!!アスナの馬鹿!!!アスナが中国人に酷いことしたアル!!!」 舌を入れないといけなかったのかな?それが中国式? 完 27-261 27-261 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 22 02 12 ID ??? 亜子「古ちゃ〜ん一緒にWBC見いへん?」 古「いいアルよ!」 亜子「おつまみのドンタコスもばっちりやで!」 古「流石亜子!準備いいアルな!」 亜子「ところで古ちゃんはどっち応援するん?」 古「そりゃ亜子の応援するとこだから日本アルよ」 亜子「中国負けてもうたしなあ」 古「あはは…」 古「そういえば裕奈はどうしたアル?」 亜子「部活で朝早く出てったで」 古「ああ…」 (やっぱり私は2番手アルか…裕奈がいればきっと私は誘われてないアル…) ここまで書いて亜子×古はないと思った いままで通り酷いことさせることにします 27-263 27-263 名前:真名ちゃんもっこり日記2[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 22 20 21 ID ??? 今日、まつ屋で悲惨な目にあった。 時間は夕方の6時をちょっとまわったくらい。 隣には愛するアキラがネギ塩カルビ定食を、さらに隣には釘宮円が並を食べていた。 そして私が豚めしの大盛りを食べていた時だ。 私は途中でキムチを追加注文したくなって入り口の券売機の前へ食券を買いにいったのだ。 そうしたらだ… 店員が、もう帰ったと勘違いして半分以上残ってる丼を さげてしまったのだ。 私は、戻ってきてしばらく呆然としてた。 感傷的になって文句を言うわけでもなく、そのキムチの食券を店員に渡し席に着き直した。 だが店員は、自分のミスに気づいてるくせに 「単品キムチ一丁〜」なんて元気に言う始末! 切れて銃を乱射しそうになったがアキラに止められた。 そして私は単品キムチを食ってアキラと一緒に帰った。 本当は豚めしにキムチ乗っけて食いたかったんだが… その頃、釘宮円は並8杯目に突入していた 27-266 27-266 名前:龍クエスト マナの大冒険[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 22 27 28 ID ??? ?「起きて、起きてマナ」マナ「…ん?アキラか。なんだ朝から?」眠たそうな顔で答える。 アキラ「なんだじゃないでしょ。今日は王様の所に行くんでしょ?」 そういえばそんな約束してたな。朝食を軽く済ませ急ぎ足で向かった。 ―宮殿にて― ネギ「よく来て下さいました。実は頼みごとがありまして…。」真剣な顔で彼は話始める。 カモ(長くなりそうなので簡単に説明するぜ。要は大魔王を倒せってことだ。なんでも最近女が連れ去られてるらしいぜ。ってオレッチの出番もう終わり!?) もちろんマナは引き受けた。このままだとアキラにも被害が及ぶかもしれないからだ。そうと決まれば旅の支度だ! マナ「というわけで旅に出る」 アキラ「あたしも行く。だって旅先で浮気するかもしれないし…」 マナ「な、なな、何をいっている!?べ、別に助けた女に(自主規制)や(自主規制)なんかしな……あっ!」慌てて口を抑えるが時すでに遅し。 アキラ「へぇ、そーなんだ」全身から殺気が溢れている。 マナ「ちょっ、まて!どっから刀を!?うわあぁー!」 美空「おお。死んでしまうとは何事だ!」 はたしてこんな調子で無事任務を遂行できるのか? つづく? 27-271 27-271 名前:真名ちゃんもっこり日記10[sage] 投稿日:2006/03/19(日) 23 27 35 ID ??? 真名ちゃんもっこり日記10 来週、アキラと旅行に行く計画を立てている。 だが行き先は決まったが泊まる旅館が決まらない。悩んでいるといきなり電話がなった。 真名「もしもし、私だが」 千雨「おー龍宮か。長谷川だ、今日も元気に糞スレ立ててるか〜?」 いきなり腹の立つことをズケズケと。 千雨「朝倉から聞いたぜ、来週アキラと旅行に行くんだって?」 おのれ朝倉…いつの間に… 千雨「せいぜい浮気相手にヨロシクされねぇようにな」 ムカッ 千雨「実はそんなお前のために私がいい旅館を用意したんだ」 真名「いい旅館?」 千雨「メールで旅館の名前と住所送るから、おもしれぇことが起こるぜ…プププ 細かいことを気にするなよ!、じゃあなっ!」 おもしろいこと? 長谷川のやつ、ムカツクやつだと思っていたがたまには良いことをするじゃないか。 しばらくして長谷川からメールが届く。 なるほど、ひなた旅館か。 前ページ次ページSSまとめ
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146 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/04/17(木) 17 37 14 ID ??? 118 よくいるよなぁ。美人とみると途端に態度を変える下心丸出しのバカってさ。 126の言う通り、サークルやめさせるいい機会だよ。 俺も、この間、プレイ中、ハンドアウトガン無視で女性PLのPCにまとわり続けた奴に遭遇したよ。 しかも、プレイ外ではチラチラと女性PLを見るだけで下心アクションを起こさないというのが、さらに不気味だった。 その女性PLが若作りした30越え子持ち人妻だということが明らかになったら、 プレイ中のまとわりつき行為が止まったというのが、またなんとも……。 153 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/04/17(木) 17 54 59 ID ??? 146 おかしいな、その場合むしろもっと萌えてくると思うんだが… 154 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/04/17(木) 17 55 22 ID ??? 美人を見ると下心は出さないし恐れ多くて積極的に絡めないけど機嫌が良くなる俺は困ったちゃんだろうか 155 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/04/17(木) 17 55 48 ID ??? 153 このネトラーめ。 156 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/04/17(木) 17 57 04 ID ??? 153 心の底から同意 155 馬鹿! 人妻ってのは人の妻だからいいんだろ! 寝取ったら人妻じゃなくなるだろうが! 157 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/04/17(木) 18 05 38 ID ??? 153 156 おまえら、そういうことを言うけどな、 リア工時代からのゲーム仲間で、仲間うちのマドンナ(死語)だった彼女が、 どこの馬の骨とも知らぬ会社の先輩とやらにかっさらわれた時の悲しさと言ったらだな……。 サークル内で牽制し合ってたおかげで身動きが取れなかったんだがな。 158 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/04/17(木) 18 07 41 ID ??? 157 ガチ奪い合いで鳥取が崩壊していたよりはいいと思っとけ。 160 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/04/17(木) 18 16 42 ID ??? 今は疎遠だが昔サークルで唯一の女性だった先輩に関しては 特に浮いた話も聞かなかったな。 決して顔が悪いという訳でも無いのに。 常識と良識を持ってたのと、まともなプレイスタイルとダイス運のよさ (しかし肝心要のところで外す事もあるので100%信用はできない程度)が 組み合わさって一目置かれるプレイヤーだったってのもあるかも知れんな。 そんな先輩の人望に憧れはあったが異性としてどうこう、という事もなかったのは 今思えば不思議な感じだ。 恵まれた環境だったな。 スレ170
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94 :茨木 ◆BzLOvEKrdk :2008/03/05(水) 20 04 54.60 ID MhUQ2j9M0 【所在都道府県】奈良県香芝市 【凸時間】3月9日 15時ぐらい 【凸場所】どんづるぼう防空壕 【スネーク募集の有無】絶賛募集中 【目印】レミオロメンのCD 【備考】適当な感じでお願いします 95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 20 12 09.81 ID S8CXMQYs0 94 びわこの湖底から参加したす! で、15時くらいにはどこにいけばいいですか? 96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 20 14 49.95 ID MhUQ2j9M0 95 15時にどんづる付近到着の予定なんで、例のデイリーor採石場に近いローソンかな? 97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 20 18 58.01 ID MhUQ2j9M0 採石場に近いローソンはここ! ローソン 香芝穴虫店 http //map.livedoor.com/map/scroll?MAP=E135.39.50.3N34.32.53.8 ZM=11 98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 20 29 07.27 ID 8HOynawKO 94 悪臭を放つ川のほとりから参戦希望! 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 20 29 50.36 ID MhUQ2j9M0 98 ちょwどこ?大和川? 100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 20 32 57.72 ID 8HOynawKO 99 K崎川…… 101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 20 40 54.31 ID MhUQ2j9M0 100 K崎川かwwwww把握wwwwww 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 20 47 43.54 ID S8CXMQYs0 ろーつぉんはぁくー 103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2008/03/05(水) 20 55 16.82 ID 8HOynawKO 101 よろしゅうたのんますw 今日の相棒はいつも以上に面白そうだー 234 海賊@呑鶴峯編 ◆HPfz/6s0N. sage New! 2008/04/07(月) 10 22 07.09 ID LtCnjQAO 0306 呑鶴峯&大阪南部編 予定時刻よりも早くきてしまったのでその間学生服に着替えてローソンで待つこと30分。 茨木駅前で尼崎、茨木と合流。 そして、市内と合流した後、早速奈良県に向かうことに。 いろいろな音楽で盛り上がり、特に尼崎さんは呑鶴峯を楽しみにしてる模様。 呑鶴峯に到着したあと。早速防空壕へと向かう4人。 俺だけ学生服を着てるので修学旅行気分だ。 防空壕の途中までは竹薮と、背丈程度の笹があり行き難い。 すると防空壕を見つけたので早速探索してみました。 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12231.jpg (W) http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12214.jpg http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12215.jpg http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12216. jpg 尼崎さんが靴を脱ぎ、長靴へと着替え始める。 それも靴を外に置いて長靴に着替え始めるのだ。 しかし、靴を置きっぱなしにすると、自殺者と間違えられないか? 呑鶴峯の防空壕に感動しながら中を捜索すると、いきなり虫が。 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12218.jpg たぶん、カマドウマだろう。 「呑鶴峯に虫が居るけど、撮っていいだろ?」 「いいですけど、俺虫嫌いなんですよ・・。」 そして、防空壕の中を歩いていると温度計を発見。 そのまま温度計を撮ると嫌な予感は的中する。 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12219.jg 「あれ・・?女性がこっち見てる」 とたんに尼崎さんが何かに気づき後ろを振り返る。 だが、俺には何も見えない。 どうやら、靴を外に置いていたので自殺者と間違え、 それを心配して見に来てくれていたのだ。 「自殺者じゃないですよー。」と尼崎さんが声をかける。 確かに防空壕の前で長靴に履き替え、靴を置いていけば自殺者と間違えられるだろう。 それにもかかわらず、尼崎さんはそれを気にしないかのごとく振舞った。 「ああ、靴置いてるから女の人が心配して見にいったんだよ。」 235 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします sage New! 2008/04/07(月) 10 25 11.97 ID LtCnjQAO そのまま歩いていくと外への道が見える。 外は葡萄畑だが坂が急である http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12217.jpg 「これは落ちるな・・。」 そして次は、行き難い崖を行くことに。 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12220.jpg やはり崖が急になっているので、行き難い。 そして戻った後に防空壕の外に出る4人。 「しかし、楽しかったな。」 「夏の夜に行きたいんですよね。」 「面白そうだよな。夏の夕涼みにちょうど良いし。」 236 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします New! 2008/04/07(月) 10 29 14.65 ID LtCnjQAO そして次は、近つ飛鳥の里・太子博物館の近くにある竹内街道資料館へと向かう。 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12222.jpg まずは近つ飛鳥の里資料館の道の駅へと向かい、そこから竹内街道資料館まで歩くことにした。 歩く途中に猫神様を見つけ、資料館へと着いたが時間の関係で閉館していました。 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1222 3.jpg http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12224.jpg 「確か資料館までの道中だから、ここだよな? しかし、昼は雰囲気ねぇな。」 どうやら、話によるとこの道は竹内街道の旧国道で、今は国道166号線になっているとのこと。 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12225.jpg さらにシルクロードだと言うからビックリ。やはり聖徳太子が居ただけはあるな・・。 最後に古墳公園まで移動し、その前の駐車場に止めて探索する。 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12226.jpg http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12227.jpg 博物館があるのだが某知事もこれを見たら、 さすがにゼロベースで見直しすると思うくらい大きい。 近つ飛鳥博物館の広さに感動した後、早速古墳公園を探索する。 確か休憩所にでるらしいが、休憩所までの道のりが遠かった。 早速、3人はクーペさんを待つことにする。 しかし、車は見えるがクーペさんはなかなか来ない。 王子が心配して電話をするが、どうやら管理所から回っている模様。 何とか管理所でクーペさんと合流後、休憩所に向かうことにする。 http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12229.jpg http //www.dotup.org/uploda/www.dotup.org12230.jpg そして俺らは休憩所で話している間に展望台に向かうクーペさん。 その間に俺らは怖い話をして盛り上がることに。 やはり、古墳公園のベンチは休憩所のベンチではないかと言う予想がついたところで。 その 237 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします sage New! 2008/04/07(月) 10 30 12.66 ID LtCnjQAO ままフィニッシュラーメンをして帰りました。 238 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします sage New! 2008/04/07(月) 14 02 16.95 ID JaNqILIo レポ乙でっす! 239 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします New! 2008/04/07(月) 14 09 19.15 ID 8pO8Czco レポ乙! やはり防空壕は魅力的だ。 240 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします New! 2008/04/07(月) 14 20 32.26 ID BXeD6JQo 228-233 レポ乙!!やっぱり砂丘は綺麗だ 今度は夜に行きたいもんです 234-237 レポおt(y 人面岩ワロタwwwwwwwwこっちも夜に入ってみたいなぁ
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なんかもうどうしていいのやら。。。 というのは、脇のケアってどうすればいいんだろうって思っています。 わたしは、すでにエステで脱毛済みなんですが、脇の黒ずみやざらつきが気になっているんです。 色もなんか黒っぽくなってきて、せっかく脱毛したのにコレじゃって思えて。 美白に効果的なケア方法とかないかなって、エステで知り合いになった人と連絡を取り合い、情報交換したら、 私も同じ悩みっていわれて。。 その人は、脇の黒ずみにクリームを使っているそうです。 脱毛処理済みの方が愛用しているクリームだそうで、なかなかいいよって勧められました。 脱毛の刺激で肌が反応して、メラニン色素がおおくなり、黒ずむことってよくあるみたいです。肌が弱い人ととかに多いそうで。 わたしもおかげで以前よりもだいぶよくなってきたんですよ。
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このページはこちらに移転しました 月光 作詞/95スレ286 君のハチミツ綺麗だな 特別な夜よ明けないで もうちょっと君と揺れていたい 月光に照らされて もうちょっと君の奥を見たい 若い青春Night 時間(とき)が止まればいいな ありふれた生活に釘を打て もうちょっと君と揺れていたい 月光に照らされて もうちょっと君と飛んでいたい 若い青春Night Let s spend sweet time!! Dance! Dance! もうちょっと君と揺れていたい 月光に照らされて 君が思い通りの人じゃなくていい 今一番君が好き Let s move the body!! Dance!Dance!
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ここではおおざっぱに、製作を完了させるまでの流れを説明します。本当におおざっぱなので、「改造したいけど何をしたらいいのかヽ(`д´)/ワカラネェヨ」という人向けです。 詳しい説明は各ページでどうぞ。 1.まず、日本語版スーパードンキーコング(ver1.0)のROMを吸い出すなりして入手します。 2.dkEditやPlatinumで地形の改造をしていきます。 ※改造する前に必ずROMのバックアップをとっておく事を忘れずに。 3.スプライトの改造をしていきます。小まめに保存をする事を忘れずに。 ※スプライトはX座標の昇順に表示されていきます。 4.dkEditでステージの設定をしていきます。必要であれば、カメラの設定、バナナの配置もします。よく分からない場合は弄らなくて良いでしょう。 5.保存していた.smcファイルをバイナリエディタで開き、ステージ名の変更をします。 ※直接バイナリを弄る場合は必ずバックアップをとっておいて下さい ※ステージ名の変更はdk Editからも行えます。 テストプレイを重ね、特に問題がなければ完成です(`・ω・´) お疲れ様でした。 名前 コメント
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#blognavi 日時が変更されました。 日時:7月13日 金曜日 22:00 場所:商館に集合 カテゴリ [告知] - trackback- 2007年07月11日 10 44 43 #blognavi